給湯器が寿命を迎えた時の対処法と失敗しない業者の選び方を紹介
給湯器の種類と耐久性
ここでは、電気給湯器、灯油給湯器、ガス給湯器それぞれの特徴、メリットやデメリットを紹介しながら、交換時期や寿命をまとめています。
ガス給湯器の長所・短所と寿命
家庭用のガス給湯器は、都市ガスやプロパンガスを使ってお湯を沸かす、瞬間湯沸かし方式。使うときに使う分だけお湯を沸かす仕組みで、一般家庭にもっとも普及している給湯器です。
最近では、エコジョーズと言われる熱効率の高いガス給油器も登場し、オール電化に伴って普及しつつある電気給油機に対しメリットの拡大を図っています。寿命は利用頻度や設置環境にもよりますが、10~15年程度は安定して使えると言われており、耐久性に優れるのもメリットです。
電気給湯器の長所・短所と寿命
電熱ヒーター式と熱交換式の2種類があり、どちらも沸かしたお湯を貯湯タンクに蓄えておくのが基本的な仕組みです。
電気料金の安い時間帯にお湯を沸かし、ためておくので熱効率に優れ、他の形式の給湯器に比べてランニングコストが安い点がメリットです。特に熱交換式の電気給水器は経済的にメリットが高いことから、エコ給水器「エコキュート」として人気がたかまっています。
その一方で、貯水タンクの場所が必要であることや、貯水ぶんを使い切ってしまうとお湯が出なくなってしまうというデメリットも。また、給水器自体の寿命は数十年とも言われますが、実際は8~10年でヒートポンプの交換が必要となり、さらに初期費用も他と比べてやや高めというデメリットもあります。
灯油給湯器の長所・短所と寿命
その名のとおり、灯油を使ってお湯を沸かす方式のもの。灯油ストーブなどでなじみのあるガソリンスタンドなどで購入する灯油をエネルギー源とするため、ランニングコストが非常に安いのが魅力です。
灯油燃焼時の排気臭や、灯油を補充する手間がかかるというデメリットはありますが、瞬時にお湯が沸き、給油器そのものの寿命も長持ちするため、広い土地のある戸建て住宅や、寒冷地では幅広く普及しています。