給湯器が寿命を迎えた時の対処法と失敗しない業者の選び方を紹介
点火できない
スイッチが入ってもなかなかつかなったり、まったくつなかったりなど、給湯器の点火不良トラブルの原因などについてみていきましょう。
燃料で異なる点火不良の原因
ガスは出ているのに点火しない…。給湯器トラブルのなかでもとくに不安を感じる症状ではないでしょうか。
ガス給湯器や石油給湯器は、燃料をバーナーに点火して水を温め、お湯を沸かすお湯を沸かすしくみです。そのため、点火がうまくいかなければお湯が出ることありません。
点火不良の原因は、給湯器の燃料がガスか石油か、つまり液体か気体かで異なります。
まずガス給湯器では、ガス送出時に開閉する電磁バルブが原因となることもありますが、それはまれなケース。ほとんどの場合、ガス給湯器の点火不良の原因となるのは、電気系統の制御基板に異常があるケースです。点火をつかさどる制御基板が故障してしまうと修理するしかありませんが、故障頻度はそう多くありません。
一方、液体が燃料である石油給湯器は、ガスに比べて点火不良のトラブルに見舞われることが増えてきます。
原因としては、何らかの理由で石油が点火装置に吹き付けるバーナーのところまで届いていないことが多いようです。石油に不純物が混ざっている、バーナーに異物が詰まっていることなどでこの点火不良が引き起こされます。
たとえば、石油給湯器の灯油タンクを長期間にわたってそのままにしていると、水滴がタンクの下にたまることがあり、給油時に気化したその水分がタンクに入り込んでしまい、点火できなくなるということも。
もちろん、ガス給湯器同様、電気系統の基板が原因となる場合もあります。
点火不良時の対処法
小型湯沸かし器の点火不良は、点火時に必要な乾電池がきれていることが多いので、まずは電池交換をしてみてください。
給湯器の場合は給水栓、給湯栓が全開になっているかを見てください。十分な水量がないと点火できません。いずれも全開になのに点火不良のときは無理に点火させようとせず、専門業者に調査してもらうようにしましょう。
また、何らかの理由で「ガス栓を閉めていたのを忘れていた」ということもままあることなので、ガス栓のチェックも怠りなく。
近所でガス工事をしていてガスメーターが供給を止めていることもありますが、その場合は事前に予告があるはずです。ほかのガス機器も使用できないようなら、ガス会社に確認してください。それでも原因がわからなければ修理が必要です。
「点火はするけどいつもより音が大きい」ときは、点火からバーナーへ火移りするのが遅いことが原因。こちらもすみやかに調査・修理を依頼してください。