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異音がする

聞きなれない音、怪しい音など給湯器から漏れる異音に関するトラブルについて紹介します。

正常な音と危険な音を知る

いつも何気なく使っている給湯器から、いきなり異音がすると、思わずドキっとしてしまうでしょう。まずは、それが正常な動作での音なのか、不具合によるシグナルなのかを判断することが重要です。

たとえば、正常な音でいうと、湯沸かし時などの「ピー」「ピヨピヨ」などの音は、給湯器の電源ONであれば鳴る音であり、心配ありません。

スイッチ操作時、給湯栓の開閉時にモーター作動音がする、運転停止後にファンの音がする。これらは、数分で止まるはずですので大丈夫。次に使用したときにパパっと点火できるための準備運動だと思ってください。

お湯はり予約の予約時間直前に、「グオン」「グヮン」などのような音が鳴るのも、ポンプが残り湯を確認のために作動した音で正常なものです。

冬場のとくに寒い日などに、運転スイッチを切った後も給湯器から音がすることがありますが、これも心配ありません。給湯システムが凍結してしまわないように、循環ポンプが動いているために出る音です。どうしても気になるようであれば、寒い日は浴槽の循環口より上までお湯をはっておき、入浴後もしばらくそのまま抜かないでおけば音はしなくなるはずです。

では、危険な音、異常がある場合の音にはどのようなものがあるのでしょうか。

高音が聞こえたら要注意

異常がある場合の音は、高い音であることが多く見受けられます。

たとえば、「ピーッ」という耳に響くような音は、ガスと酸素の燃焼バランスが悪かったり、ファンモーターに問題があったりしたときに聞かれる異音。笛のような音が特徴です。

ゴミやすすで熱交換器が汚れている、循環パイプの勾配が正しくない、といったときには「ボコン、ボコン」「ボコボコ」などの音が風呂釜から聞こえてきます。いわいる「釜鳴り」です。

また、給湯器に点火したとき「ボン」と鳴るケースは、不完全燃焼、もしくはガス漏れの危険性も。この場合は小さな爆発音とともににわかにガス臭さも漂ってくるので、即座に使用を中止してください。

異音がした場合に共通するのは、危険なトラブルが多いということ。不完全燃焼やモーター異常などは、素人レベルでは対処できるものではないので、専門業者に連絡し、なるべくすみやかに修理してもらうようにしましょう。

※「そろそろ寿命かも?給湯器交換ナビ」は編集チームが2010年4月に調査したものをまとめています。最新情報は各社の公式HPをご確認ください。また、当サイトで参照している各社の価格や保証、製品ラインナップ等は変更・削除される可能性がありますので、予めご了承ください。

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